りこうなまほうの鳥

モンゴルのむかしばなし

昔むかし、北のハンガイの山の中に、りこうなまほうの鳥がいました。この鳥は、人間のことばを話すことができました。これまでたくさんの王や領主や金持ちたちが、なんとかしてこの鳥を自分のものにしたいと考えました。けれども、なんど家来やめしつかいをつかわしても、だれもつれかえることはできませんでした。・・