りすと風

インドネシアのむかしばなし

昔むかし、りすの子がいっぴき、ワリンギンの木のえだにすんでいました。
ある日、つよい西風がふいてきました。りすの子は、高いえだにしっかりつかまって、どんなにつよい風がふいたって、けっしておちるもんかと、思っていました。・・・

ワリンギンというのは、熱帯(ねったい)の木で、とっても高くて横にえだがはっている大きない木だよ。