みなとのくい

愛知県(あいちけん)のむかしばなし

むかし、三河(みかわ)の 平坂(へいさか)と いう ところに たぬきが すんでいました。たぬきは、川を いききする 船頭(せんどう)たちに よく いたずらを しました。
たぬきは みなとの くいに ばけるのです。そして、船頭が その くいに ふねを つないで りくに 上がった すきに、ふねを どこかへ もっていってしまうのでした。

三河の平坂 というのは、愛知県に ある 土地(とち)の なまえです。