笑うという漢字

奈良県(ならけん)のむかしばなし

むかし、大安寺(だいあんじ)で 弘法大師(こうぼうだいし)さんが 修行(しゅぎょう)してはった ときの ことや。
弘法大師さんは、修行の かたわら、漢字(かんじ)を つくってはってんて。
あるとき、「わらう」いう じが いっこうに かんがえつかへんかってん。

じっさいには、「笑」の かんむりは 竹(たけ)だけど、つくりは 「犬」では ありませんね。「夭」です。