なまずとひきがえる

ベトナムのむかしばなし

むかし むかし。
ひきがえるが、いけの 中に たまごを たくさん うみました。やがて たまごは、おたまじゃくしに なりました。おたまじゃくしは みな しっぽが あって、みずの 中を さかなの ように 泳ぎまわって いました。
ある日の ことです。なまずが さんぽ に でかけました。なまずは、おたまじゃくしが およいで いるのを みて、 「お、おれの 子どもたちが いる」と いいました。