みそ買い橋(みそかいばし)

岐阜県(ぎふけん)のむかしばなし

むかし、乗鞍(のりくら)やまの ふもとの、さわやまと いう ところに、長吉(ちょうきち)と いう 炭焼(すみや)きが すんでいました。ある ばんの こと、長吉が ねていると、まくらもとに 仙人(せんにん)の ような おじいさんが あらわれて、
「飛騨(ひだ)の たかやまに いって、みそ買い橋の うえに たっていて みよ。たいそう よいことを きくで あろう」と いいました。