さるのよめになった話

青森県(あおもりけん)のむかしばなし

むがしが あった。
むかし、ある ところに、おひゃくしょうが いて、むすめが 三にん ありました。
ある としの こと、あめが すくなくて、はるに なっても たに みずが ありませんでした。おひゃくしょうは こまって、
「だれでも いいから、たに みずを いれて くれたら、むすめを ひとり よめに やるんだがなあ」と いいました。

たうちざくらは、たんぼを たがやすころに さく はなの こと。