おはなしがはじまるよ!

世界は、おもしろいおはなしであふれている。
何百年、何千年と、人間はおはなしを語ってきたんだ。
文字のない時代や、みんなが本を読めるわけではなかった時代、もちろん、テレビやえいがもなかった時代、それでも人間は物語を楽しんできた。
どうやって?
そう、口で語り耳で聞いて楽しんできたんだ。
おもしろいおはなしは、人から人へと口づたえでつたわったんだよ。
それが、昔話だ。
昔話は、昔の人からのおくり物だ。
語りを聞いておもしろいと思ったら、こんどはあなたが、みぢかな人に語ってね。

さあ 昔話を聞いてみよう!


文字ができて、みんなが読めるようになったら、物語を本にする人たちがあらわれた。
おもしろい物語は、なんども本になり、世界じゅうのことばで書かれるようになった。

本のなかの物語も聞いてみよう!

毎週(まいしゅう)金ようびに、 あたらしいおはなしをのせるよ。

おはなしは、なんども聞いているうちに、ちがったふうに聞こえてくるよ。
それは、あなたが、まえより、よくわかるようになったから。
そして、いろいろな人やできごとにであって、あなたのかんじかたや、かんがえかたが、かわったから。
おなじおはなしを、くりかえし聞いてみよう。