おおかみといぬ
ウクライナのむかしばなし
ある とき、おひゃくしょうが、としとった いぬを やしきから おいだしました。
いぬは、わかい ときは ばんけんと して、どろぼうや おおかみを おいはらって、りっぱに はたらきま した。けれども、としを とって やくに たたなくなると、おひゃくしょうは、いぬを さんざん なぐりつけて いいました。
「この なまけものめ。たべては ねるだけで、ほえも しないし、てんで やくに たたん」
おおかみといぬ
ある とき、おひゃくしょうが、としとった いぬを やしきから おいだしました。
いぬは、わかい ときは ばんけんと して、どろぼうや おおかみを おいはらって、りっぱに はたらきま した。けれども、としを とって やくに たたなくなると、おひゃくしょうは、いぬを さんざん なぐりつけて いいました。
「この なまけものめ。たべては ねるだけで、ほえも しないし、てんで やくに たたん」