白ばらとばら赤

スイスのむかしばなし

むかし むかし、森の まんなかに、小さな いえが ありました。そこに、まずしい おかあさんと、ふたりの おんなの 子が くらしていました。おねえさんの なまえは 白ばら、いもうとの なまえは ばら赤と いいました。白ばらと ばら赤は とてもなかよしで、そとへ でかけるときは いつも 手を つないでいました。