ばけものをのみこんだ話

ばけものをのみこんだはなし

京都(きょうと)のむかしばなし

むかし、あるお寺に、化け物が出るといううわさがありました。それで、日が暮れると、だれもその辺りにはよりつきませんでした。そこで、お殿さまが、
「化け物を退治した者には、何でも望みの物をほうびにあたえる」と、おふれを出しました。